かつて見たような気がしたのははらぺこあおむしの亜種だったか?

先日この本を買った.

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これはドイツ語版なのだが日本語版としては「はらぺこあおむし」というタイトルでよく知られた絵本である.この独特な絵に見覚えがある人はかなりいるのではないだろうか?私も保育所の時にたしかこの絵本を見たと思う.そして私の購買履歴を知り尽くしたamazonにこのドイツ語版をサジェストされてまんまと買ってしまったのである.ちなみに,ドイツ語版をサジェストされたので「ああこれ原著はドイツ語だったのか」と思って買ってしまったのであるが,実際には原著は英語である(原題:The Very Hungry Caterpillar).作者はアメリカ生まれのドイツ育ちであるが絵本作家となったのはアメリカに戻ってからのようである.

さて,この「はらぺこあおむし」がどのようなお話かと言うと,フードファイターとしての運命を背負って生まれてきた青虫が満ちることのない食欲を満たすべく延々とありとあらゆるものを食べ続けるお話である.やや乱暴な説明であるが少なくとも私はそういう話だったと記憶していた.

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そんなちょびっとずつしか食わないなら腹が減って当然だろ!

そして私の記憶ではたしかこの食欲の化身は巨大化しながらなおも食べ続け,最後には地球を飲み込んでしまって終わりというシュールな結末を迎えるのであった.

しかし,今回改めて読んでみるとその結末は全く違っていた.こんな薄い絵本にネタバレもクソもないであろうから書くが,青虫はいろいろ食い漁った結果結局葉っぱを食べて落ち着き,巨大化はするもののそのまま大きな蛹になって羽化して「きれいな蝶になりましたチャンチャン」である.これはこれでシュールであるが私の記憶とは異なる.

まあ幼いころの記憶であるし幼少期の出来事を正確に記憶に保持することはなかなか難しい.私の記憶が違っていたのだろうと思った.だが,調べて見ると次の知恵袋のQ&Aがヒットした.

腹ペコ青虫さんてどんなお話ですか?お恥ずかしながら絵本だという事も... - Yahoo!知恵袋

はらぺこあおむし」ってどんな話ですか?という質問であり,青虫がいろいろ食べて蝶になるお話ですという正答がいくつかよせられている.しかし,回答者のトップバッターであるbaglecompanyさんは違った.

歌は知りませんでしたが、絵本は子供の頃に読みました。お腹ぺこぺこの青虫くんが、おなかすいたよ~ってそこらじゅうの物を食べながら歩いて行くんですが、食べるたびに身体が大きくなっていって、いくら食べてもきりもなくお腹がぺこぺこで食べ続けて大きくなり続けて、地球のあらゆる物は青虫くんが食べて無くなっていっちゃって、何も無くなった地球に巨大化した青虫くんがひとりぼっちで泣いて…最後どうなるんだったか忘れちゃった(>_<)中途半端ですみません(ToT)

おお・・・なんということだ.この人も私と同じ記憶を持っているようだ.ただの記憶違いかと思いきや,「満腹を知りたい」というシンクロニシティが起こっているのかもしれない.(結局何がこの勘違いを生んでいるのかわからなかった.誰か教えてほしい.→解決しました.

ところで,このはらぺこあおむしにはThe Very Hungover Caterpillarという新種が出たようである.和名案は「ゲロゲロあおむし」といったところか.なお,私の度重なる経験から言うと二日酔いのときはひたすら水を飲んで放尿しまくるのが一番おススメである.